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導入事例紹介

東大合格者数No.1のエリート進学校が選んだ 弁当オンライン
オーダーサービスとは

国内トップクラスの進学校として全国的に知られる開成学園では、校舎の大規模建替え工事に伴い食堂が一時的に閉鎖されることになり、急遽食堂に代わる昼食の提供手段を探す必要性に迫られました。そこでさまざまな代替手段を検討した結果、最終的におべんとね!っとを導入。学校側で新たな業務負担が生じることなく、保護者にとっても安心できる昼食を生徒に提供できるようになりました。

鷲﨑義之氏の画像

学校法人 開成学園
開成中学校・開成高等学校
事務長

鷲﨑 義之

鎌田亨氏の画像

学校法人 開成学園
開成中学高等学校
国語科教諭

鎌田 亨

開成学園の画像

01

校舎建替えに伴う食堂閉鎖で発生する「昼食難民問題」をどうするか?

長年に渡り「東大合格者数全国No.1」の座を維持し、国内トップクラスの進学校として広く知られる学校法人開成学園(以下、開成学園)。中高一貫教育の私立男子校として中学校900人、高校1200人の生徒を擁し、「ペンは剣より強し」を表す校章の理念通り、同校の生徒たちは東京都荒川区にある校舎で日々学業や部活、学内行事に打ち込んでいます。

2021年11月現在、同校の校舎は大規模建替え工事の真っただ中にあります。この工事の背景について、開成学園 開成中学校・開成高等学校 事務長 鷲﨑義之氏は次のように話します。

「当校はこれまで、約50年ごとに校舎を建替えてきました。2021年11月には創立150周年を迎えましたが、その記念事業として2019年から創立以来3度目の校舎全面建替えに取り組んでいます。2023年には主要な校舎の建替えを終えて、2024年7月にすべての工事を終える予定となっています」

既に一部の校舎や設備は完成し、日々の授業や校務で利用されていますが、まだ工事が完成していないため稼働が停止している設備もあります。その中には、2023年度に完成予定の学生ホールに設置される「食堂」があります。もともと旧校舎では、主に高校の生徒に昼食を提供する目的で食堂が設けられており、毎日250~300食ほどの食事が提供されていました。

なおこの食堂は土曜日を除き、中学生は利用できないルールとなっていましたが、中学生向けに昼食の弁当を毎日平均40食ほど食堂の運営業者が提供していました。一部の教職員も日々食堂を利用していました。

しかし校舎の建替え工事に伴い食堂もいったん取り壊され、食事と弁当の提供が2年近く途絶えてしまうことになりました。

「その間、これまで毎日約300食提供されてきた食事の供給をどうすればいいのか。この課題を解決するために、建替え工事が始まる前年の2018年から学園事務局と教員からメンバーを選抜して検討プロジェクトを立ち上げ、代替手段を探すことになりました」

こう語るのは、開成中学高等学校 国語科教諭 鎌田亨氏。同氏がこのプロジェクトのサブリーダー、そして鷲﨑氏がリーダーを務め、食堂が利用できない間の食事提供の手段について検討を始めることにしました。

鷲﨑義之氏・鎌田亨氏の画像

02

さまざまな選択肢の中から「おべんとね!っと」によるお弁当の配達を選択

プロジェクトでは当初、さまざまな案が出されました。例えばキッチンカーを使った食事のデリバリを依頼する方法も検討しましたが、わずか40分間の昼休みの間に1台のキッチンカーで200食以上を提供するのは時間の制約上困難な上、業者側にとっても40分間の稼働だけでは採算が取れそうにありませんでした。また大手外食チェーンの宅配サービスの利用も検討しましたが、学校側でいったん代金を集めて一括払いする必要があり、事務局の業務負荷が高まる懸念がありました。

そんな中で有力候補として浮上したのが、日商エレクトロニクスが提供するお弁当オンラインオーダーサービス「おべんとね!っと」でした。

「教育現場向けソリューションの総合展示会『学校・教育総合展(EDIX)』に視察に出向いた際、たまたま日商エレクトロニクスさんの展示ブースに立ち寄ったときに初めておべんとね!っとのことを知りました。実は前職で日商エレクトロニクスさんとお取引があり、ITベンダーとしての高い実績はよく存じ上げていましたから、このようなサービスを提供していることにとても興味を惹かれました」(鷲﨑氏)

おべんとね!っとは各利用者が自身のクレジットカードで決済を行うため、学校側で集金や決済の作業を行う必要が一切ありません。また調理済のお弁当がまとめて配達されるため、料理の出来上がりを待ったり、長い行列を作る必要もなく、大量のオーダーにも問題なく対応できます。

「これなら当校の要件をすべて満たせるかもしれない」。そう考えた鷲﨑氏らプロジェクトメンバーは、早速おべんとね!っとの詳しいサービス内容を検討した結果、現時点で最良の選択肢であると判断し、おべんとね!っとの正式導入を決めました。

おべんとね!っととは

お弁当業務を95%削減します

MERIT 01

注文のイメージ

おべんとねっとは、お弁当を注文したいご本人様が直接PCやスマホから注文・キャンセルが可能です。

総務の方などの団体の代表の方が、お弁当の個数を取りまとめてお弁当屋さんに注文する必要がありません。

MERIT 02

決済のイメージ

お弁当の注文時にクレジットカードでの決済が可能です。現金回収や給与天引きの業務が不要です。

総務の方などの団体の代表の方は、所属する従業員様の注文実績データの抽出が可能です。
現金回収・給与天引きにも対応できます。

サービス概要図

クレジットカード決済の場合

クレジットカード決済の場合イメージ

給与天引きの場合

給与天引きの場合のイメージ
お弁当の画像

03

複数のお弁当業者によるコンペと試食を経てお弁当業者を決定

おべんとね!っとは複数のお弁当業者と提携していますが、その中からどの業者のお弁当を生徒に提供すべきか、実際に試食して決めることにしました。日商エレクトロニクスの手配のもと、お弁当業者によるコンペを行い、実際に各業者のお弁当をプロジェクトメンバーで試食して採点しました。さらに父母会の役員にも試食を依頼し、最終的に1社の業者に絞り込みました。

当初は2社の業者の弁当から選べる方式も検討していましたが、結果的には1社に限定したことで運用ルールが簡素化できたと鎌田氏は述べます。

「実際におべんとね!っとを使ってお弁当を注文するのは生徒の父兄の方々なのですが、注文の際に選べるメニューは1社が提供する日替わりメニュー1種類だけです。業者を1社に絞ったことでメニュー選択の余地は確かになくなりましたが、その代わり学校に届く弁当のメニューも1種類になり、届いた弁当を生徒が取り違えるリスクがなくなり現場での混乱を最小限に抑えることができました」

またおべんとね!っとの利用を始めるには、まずお弁当を受け取る生徒の氏名や学年、クラスなどのプロフィール情報を登録する必要があります。この登録作業を依頼したところ、生徒ではなく保護者が自身の情報を登録したり、クラス情報が欠けていたりと、登録情報に不備があるケースが続出しました。そこで正しい情報を登録してもらえるよう、日商エレクトロニクスから保護者に対して直接メールで依頼を送るなど、導入にまつわるさまざまな案内やサポートを日商エレクトロニクスから提供しました。

また当初は生徒の学年情報の登録だけで運用をスタートしましたが、ほどなくしてクラス情報も追加する必要があることが分かってきました。

「当初は学年単位でお弁当を配達してもらっていたのですが、大勢の生徒が大量の弁当の山に群がることになり混乱が生じやすくなります。そこで日商エレクトロニクスさんにお願いして、新たにクラス情報を登録できるようにしていただき、お弁当もクラスごとに分けて配達してもらえるようにしました」(鎌田氏)

そのほかにもメニューに新たにアレルギー表示を追加するなど、幾つかの追加要望を出しましたが、そのたびに日商エレクトロニクスに迅速に対応してもらったといいます。

配達されたお弁当の画像
鷲﨑義之氏・鎌田亨氏の画像

04

子どもの食事内容を把握できることで保護者に安心感を提供

こうして2021年9月より、旧食堂の閉鎖と前後しておべんとね!っとの正式利用が始まりました。当初から140~150食ほどの利用がありましたが、生徒同士で「そのお弁当、おいしそうだね」と口コミが広がり、数カ月の間で200食まで利用者が急増しました。

実際に利用している生徒からは、「毎日違うものが食べられてうれしい」と好評を博しているほか、保護者からも「子どもが実際に食べている食事の内容を事前に確認できるので、とても安心できる」との声が寄せられています。「栄養バランスの面でも安心感が強い」と大変好評だといいます。

現在でも毎日コンスタントに200食以上が消費されており、食堂の閉鎖によって宙に浮いた昼食需要は、おべんとね!っとによってほぼ吸収できています。鷲﨑氏も、「おべんとね!っとは食堂の代替を立派に果たしてくれています。『もしこのサービスを導入していなかったら』と思うと、本当にぞっとします」とその導入効果を高く評価しています。

現在は日商エレクトロニクスさんの親身なサポートのおかげで、とても快適にサービスを利用させていただいており、今後も2023年の新食堂完成までの間、引続きおべんとね!っとを利用していきます。また、生徒や保護者の皆様から「食堂完成後も継続して欲しい。」という声が上がれば、その後の利用継続も検討したいと思います。

開成中学校・高等学校

  • 学校名:開成中学校・高等学校
  • 所在地:東京都荒川区西日暮里4丁目2番4号
  • 創立:1871年