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おべんとね!っと事務局です。
今月のテーマは、「鮭」です。
お弁当のおかずでよく見かける鮭。塩味が付いているとご飯が進みますし、ちゃんちゃん焼きのように炒めても美味しいですよね。そんな身近な食材である鮭は、実は毎日でも食べていただきたい優秀な食材なのです。
鮭の種類とは
日本でよく食べられる鮭には、紅鮭、白鮭、銀鮭があります。また、鮭とは別に、サーモンと呼ばれる商品もよく見かけますが、実は、鮭と鱒(マス)は生物学的に近い種類であり、例えば、トラウトサーモンと呼ばれるものは、養殖したニジマスのことなのです。これら2つの種類に大きな違いはないため、こうした呼び名の違いが生まれるのですね。
鮭の健康パワー
鮭の栄養でピックアップしたいのはこちら。
・たんぱく質
・EPA、DHA
・アスタキサンチン
一つずつ説明していきましょう。
・たんぱく質
魚類である鮭には、もちろんたんぱく質が豊富。およそ1切(80g)で15g程度のたんぱく質が摂れますので、デスクワークの女性であれば約1食分のたんぱく質に相当します。営業職など、よく歩く方は1食あたり2切程度でもよいでしょう。
さらに、魚ですので肉に比べて油が控えめ。同じ分量のたんぱく質を、肉で摂ろうとすると、カロリーを摂りすぎてしまう可能性もありますが、魚である鮭であれば、その心配もありません。
たんぱく質は筋肉の元になるだけでなく、髪や肌の原材料にもなります。「なんだか最近、調子が悪いな…」という方は、たんぱく質不足の可能性も。体の内面からのケアも行えると良いですね。
・EPA、DHA
肉ほどでなくても、鮭にも美味しい脂が乗っていますよね。この脂は、EPA、DHA(不飽和脂肪酸)と呼ばれる、体にとって良い脂なのです。このEPA、DHAは魚に多く含まれ、心筋梗塞や狭心症といった、動脈硬化が原因の疾患を防ぐ効果があるのです。同じ脂を摂るなら、体に良い脂も意識したいですよね。
EPA、DHAは、鮭のほか、鯖や秋刀魚といった魚にも多く含まれています。
※なお、EPA、DHAは、サプリメント等で過剰に摂取すると、健康障害を引き起こす可能性があります。
・アスタキサンチン
赤い色をしている鮭ですが、実は白身魚。赤い色は、アスタキサンチン色素成分による発色なのです。このアスタキサンチンは強い抗酸化作用を持っており、近年では化粧品にも使われています。鮭に含まれるアスタキサンチンの抗酸化作用により、体内のサビである活性酸素を取り除くことができますので、いつまでも若々しくいたい方には、おすすめの食材です。また、抗酸化力を持つ成分というと、ビタミンCやビタミンEもよく耳にしますが、アスタキサンチンはそれを上回る抗酸化作用肌があるため、美白やシミ対策にも有効だと言われています。毎日食べるもので肌のケアできるのは、嬉しいですよね。
お弁当に鮭を選んでみませんか?
「鮭を毎日でも取り入れたい!」と思ってはみたものの、自宅では魚焼きグリルが必要だったり、買いに行けなかったり、なかなか難しいですよね。日々の食生活に、鮭の栄養を取り入れてみましょう。
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