社員の 福利厚生 には様々な方法がありますが、食事補助は その代表的な一つです。
その中でも社員食堂は、 社内で 安く食事が済ませられる上、社員同士のコミュニケーションの場にもなるなど、様々なメリットのある福利厚生として注目を集めています。
そこで今回の記事では、 社員食堂導入のメリットやデメリット、その運営方法などを紹介していきます。
従業員の 福利厚生というと、様々な 手当 や育児、介護などの休暇と言ったものが ありますが、食事補助も 福利厚生施策として人気がある制度 の一つです。
食事補助は、お弁当を持ってきたり、買ってくることもできるので、わざわざ 社員食堂を用意する必要もないと思うこともあるかもしれません。
しかし、オフィスの立地によっては お弁当を買いに行くお店が少ない場合や、忙しい時期には 社外に買いに行く時間もない といったケースもあります。
また、コンビニなどで買うと 栄養バランスも 気になります。
お弁当を作ってくることができる 社員もいますが、様々な事情によって中々自分で作ることが 難しいこともあるでしょう。
食事は毎日のことなので、社員食堂 があれば買いに行く時間や お弁当を作る時間を短縮でき、日々忙しく働く社員にとってはありがたい施策です。
また、社員食堂では 会社が食費の一部を 補助してくれるケースが 大半ですので、安価な食事を毎日とることができる点も 非常に人気のある理由です。
実際に2015年に行われた調査では、「会社の福利厚生として良いと思うもの」として 「食堂・昼食補助」は「住宅手当・家賃補助」に次いで2番目に人気が高く、「実際にあった福利厚生でよかったと思うもの」という質問では 1位となっています。
(参考:福利厚生の人気は「住宅手当・家賃補助」48.3%、「食堂、昼食補助」33.9%)
また、このあとで説明するように、社員食堂の導入は 会社にとっても 様々なメリットがあるのです。
以上のように、社員食堂は人気のある福利厚生ですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
社員同士のコミュニケーション活性化は会社にもメリットをもたらします。
コミュニケーションが 活発になることによって、仕事で様々な インスピレーションを受けたり、お互いの仕事を理解して助け合うことが できるようになります。
仕事の時間では、部署間の交流が難しい場合や、同じ部署でもプライベートな話ができないことが多いですが、ランチを共にすることによって仕事の時間とは違う交流が生まれるでしょう。
飲み会などが苦手な社員も、ランチであれば気軽に参加できるかもしれません。
社員の健康増進は、昨今の大きな課題の一つです。
健康診断や人間ドックの補助などを行っている会社も多いですが、社員食堂も社員の健康管理に役立つ施策です。
社員食堂がない場合は外でお弁当を買うか食べてくるかということも多くなりますが、外食をすると栄養バランスが崩れやすいです。
また、自分で健康的なお弁当を作ってくる場合もありますが、時間がなかったり、料理が苦手な場合は難しいでしょう。
そういった社員にとっては、健康的なランチが提供されることは福利厚生として大きな魅力となります。
そのため、近年、健康的なメニューに特化した社員食堂が注目を集めています。
人材不足と言われる今日では、多くの企業が様々なPRポイントで自社をアピールしています。
前の項目でも見たように、社員食堂は人気の福利厚生であるため、PRポイントとしても活かせるでしょう。
また、昨今、終身雇用制は崩壊し、人材が流動的になっているため、優秀な人材に長くいてもらうことは企業の課題の一つとなっています。
そのためには、従業員満足度を上げることが必要となってきますが、それを上げるための施策の一つとして食事補助が挙げられます。
様々な形での食事補助が ありますが、社員食堂はその中でも わかりやすい方法です。さらに、上の項目でも 説明したように、社員同士でのコミュニケーションを 活性化することもできるので、その面でも 人材の定着に役立つ施策でしょう。
仕事の効率アップには、適度な休憩が重要です。
最近では、昼寝を導入する会社もあり、昼休憩の重要さが見直されています。
しかし、社員食堂がなければ、お弁当を持ってきていない社員は 買いに行ったり、外で食べることになるため、昼の休憩時間に しっかり休む時間が 取れなくなってしまいます。
また、会社の立地にもよりますが、外でランチを取ると それなりの金額が かかります。
たまに外で食べることは 気分転換にもなりますが、毎日のこととなると 大きな出費になります。
その点、社員食堂は外で食べるよりも安く提供されているため、ランチ代の節約にもなります。
このように様々なメリットがある社員食堂ですが、一方で注意しなければいけない点もあります。
社員食堂にも 後で説明するように様々な形態が ありますが、社内に調理場を作り、食事をするスペースを作るとなると、工事費や設備費など初期費用はかなりかかります。
また、その運営にも人件費や 光熱費などのコストが継続的にかかります。
そのため、まず最初に大きく出費があるという点と、その後の運営コストなどをしっかりと計算しておかないと、継続が難しくなってしまいます。
自社で運営する社員食堂を導入することが 難しい場合は、委託やデリバリーなども選択肢の一つとなるでしょう。
多くの社員食堂は昼休みの時間にのみ 営業していますが、会社の中でも部署や担当によって 食堂が開いている時間に食事を取ることが難しい社員がいることもあるでしょう。
こういった場合、社員食堂を使える社員と 使えない社員の間で不公平感が 生まれてしまう可能性もあります。そのため、朝・昼・夜と社員食堂を開いている会社も ありますが、その分 運営費も多くかかります。
社員食堂 では、やはりコストを抑えてなるべく栄養バランスの良いものを提供しようとなると、メニューが同じようなものになってしまうことがあります。
また、限られた選択肢しかないので、食べたいメニューがなければ 社員は食堂を使わないでしょう。
せっかく社員食堂を導入しても、使ってもらえなければ意味がありません。
そのためには、メニュー数を増やす、季節限定や日替わり定食を 用意するなどの工夫が考えられますが、その分コストがかさみます。
その点、お弁当のデリバリーなどを使えば、様々なメニューを楽しむことができるため、社員食堂を導入する前に比較検討すると良いでしょう。
では、実際に社員食堂を導入するにはどのような方法があるのでしょうか。
一口に社員食堂といっても その運営には様々な方式があります。
それぞれの特徴をきちんと比較して自社にあった運営方式で社員食堂を導入しましょう。
直営方式は、食事スペースの確保から栄養士や調理師などの人員確保まで、全ての運営を企業が直接行っていく方式です。
この方法であれば自社のイメージにあった食堂を作ることができるため、企業のブランディングのアピールとしても有効です。
ただし、導入と運営に大きなコストがかかるため、資金に余裕のある企業向の運営方式でしょう。
準直営方式は、食堂運営のために新たに会社を作り、その会社に運営を任せるという方式です。
この方式も、直営方式と同様にある程度の資金的な余裕が必要となる運営方式ですが、食堂運営業務を任せることができるため、コストや手間は直営方式よりは軽減されます。
外部委託方式は、食堂の管理運営を完全に専門の給食業者に委託する方式です。
この方式は、直営方式や準直営方式に比べて大幅にコストや 手間を削減することができます。
また、社員の評判次第で業者を変えることもできるため、社員食堂を導入したけれど利用されなかったというリスクも少ないでしょう。
また、現在では様々な特色を謳った給食業者があるため、社員のニーズにあった業者を選ぶことが重要です。
このように社員食堂 の運営には3つの方式があり、その中でも外部委託方式を選んだ場合、3つの提供スタイルがあります。
自社オフィス内での調理を選ぶには、前提として社内に調理場があることが求められます。
元々 社員食堂 があったけれど人手が足りなくなったといった場合などで外部業者に運営を頼むといったケースが考えられるでしょう。
ケータリングやブッフェであれば、調理場ほど本格的なものは必要がなく、流し場程度の施設があれば提供可能です。
大規模な施設が用意できなくても、温かい料理を提供することができ、ブッフェスタイルであればそれぞれの好みに応じて料理を取れるという点がメリットです。
お弁当や個別惣菜などであれば、業者に調理済みのお弁当や惣菜を配達してもらうだけなので、会社側は特に設備を用意する必要がありません。
惣菜の入った冷蔵庫をオフィスに設置しておいて、社員が好きな時にそこから取るといったサービスや、各自でお弁当を注文するといったサービスもあり、各社のニーズに柔軟に対応する業者が増えています。
スペースの問題、人手不足や運営費の問題から、社員食堂を導入したくてもできない企業にオススメのサービスをご紹介します。
お弁当注文・決済代行サービスのおべんと!っとです。社員食堂とは違い、手軽に始めることのできる食事補助の1つです。
ここでは、食事補助の代替案として、おべんとね!っとのメリットをご紹介します。
社員食堂を導入しようとなると、外部に委託するのか、 自社で全て 運営するのか、会社内のスペースは十分にあるか、運営は誰が行うのか等、考えなければいけないことが山積みです。
しかし、おべんとね!っとであれば、オフィスまで配達可能なお弁当屋を無料で紹介してくれるサービスもあり、手軽に始めることができます。
社員食堂を運営するとなると、どうしても人手の問題が発生してしまいます。
新たに人を雇うにしても費用が掛かってしまいます。
おべんとね!っとは、従業員自らスマホやPCから、直接お弁当を注文することができ、一部の部署や人に負担がかかってしまうことはありません。
また、クレジット決済にも対応しているので、集金等の業務も発生することはありません。
この点は、社員食堂と同様に、健康に気を付けた食事をとることができます。
しかし、社内で衛星管理や品質管理を徹底しようとすると、栄養士や調理師の人件費が発生していますなど、手間や費用がかかってしまう可能性があります。
おべんとね!っとでは、提携したお弁当屋の工場視察を行い、衛生管理や品質管理も徹底的に行っている点から、安心・安全なお弁当を届けることができます。
今回の記事では、社員食堂導入のメリット・デメリットやその運営方式などについて紹介しました。
社員食堂は人気の福利厚生の一つであり、社員同士のコミュニケーションの活性化や社員の健康管理、企業のPRにもなるといったメリットがあります。
一方で、導入や運営にコストがかかる、営業時間が限られる、メニューがマンネリになりがちといったデメリットもあります。
また、運営方式や提供スタイルにも選択肢があるため、自社にあった方式を選ぶことが肝心です。
社員食堂を導入するコストやスペースがないけれど食事の補助は導入したいといった場合は、お弁当配達も一つの選択肢です。
おべんとね!っとなら、全国に提携のお弁当屋さんが多数あるため、社員のニーズにあった食事を提供することができます。
また、注文は社員自身がネットで行うため、注文を取りまとめる必要もありません。
代金は給与天引きの他にクレジットカード払いも対応しているので、お弁当業務の手間を大幅に削減することができます。
社員の福利厚生として食事補助を取り入れたいという場合、手軽に始められるおべんとね!っとも比較検討してみてはいかがでしょうか。
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